最近の調査で驚くべきことは、カイロプラクティックドクタ−が受けてきた教育のレベルを知らない人がいるということです。「カイロプラクターになるための教育は、普通のお医者さんになるためのものと同じレベルなのか？」というのが、基本的な疑問としてあるようです。答えは勿論、イエスです。米国ではカイロプラクターになるには、プロとしてのとても厳しい教育を受けなくてはなりません。カイロプラクティックドクタ−としての学位を取得するには、数年間の基礎必須科目を修了していなくてはならず、他の医師たちがメディカルスクールで勉強するのとほぼ同じくらいの授業を、認可されたカイロプラクティック大学で履修する必要があります。学生のうちに、レントゲン診療、診察手順、最先端技術を用いたカイロプラクティックの検査技術など、最高水準の分析機器の正しい扱い方を徹底的に訓練します。実際に治療できるようになる前に、カイロプラクティックドクタ−達は一連の国家試験に合格しなければならず、またクリニックをオ−プンしようと思う州の試験にも合格しなくてはなりません。さらにその後においても、ほとんどの州で、毎年の免許更新のために、臨床の継続的教育プログラムに参加しなくてはいけません。

カイロプラクターになるには？
　様々な情報によると、カイロプラクティックドクタ−は、医療関係の仕事の中でも２番目に従事する人数の多い職業だそうです。時々、カイロプラクティックは代替医療だと言われることがあります。しかし、このレッテルはカイロプラクティックの治療を必要としている人が増加の一歩をたどっている事を考えても、ふさわしくないように思えます。１９９８年のArchives of Internal Medicineのなかにカイロプラクティックに関する、とても興味深い発言がなされています。「カイロプラクティックを代替医療だと呼ぶことじたいが問題なのです。それは、あらゆる意味においてまさに第一線の医療なのです。」
このようにカイロプラクティックケアへの需要が高まり、治療をうける患者さんが増えていても、多くの人々はカイロプラクターになるためには厳しい訓練が必要である事にお気づきではないようです。
カイロプラクターになるには、学生は専門大学へ行き、他の医療従事者と同じように、大変な努力を要する、徹底的なカイロプラクティックの授業をこなさなくてはならないのです。
そして、その厳しい教育課程を終了し卒業した者だけに与えられるのが『　Ｄ.Ｃ　』すなわちドクタ−オブカイロプラクティックと言う称号なのです。